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【ある行政書士の単独発言】


◆「ガイサンシーとその姉妹たち」上映報告集
         (「テロにも戦争にもNO!の会」発行・07/7月)


 
「私たちは知らなければならない」
                       石川 雅之

 パレスチナでは、イスラエル軍の攻撃によって人々が殺され続けてきた。私はパレスチナへの関わりを深める中で、殺された人々を「死者○○人」と数で表現することに違和感を覚えるようになった。

 人はそれぞれ一人一人が人を愛し、物を食らい、笑い、怒り、働き、眠る。誰もが固有の生を持ち、多様な人生を生きている。ならば、そうした一つ一つ違う、かけがえのない人生が理不尽に断ち切られた時、その人を顔の見えない数に抽象化して「死者○○人」などと呼んではならない。今、私はそう確信している。

「DAYS JAPAN」編集長の広河隆一も同じ思いなのだろう。同誌07年6月号は、元「従軍慰安婦」の女性たち100人の顔写真とプロフィールを掲載した。当然のことながら、一人一人の名前も顔も、「従軍慰安婦」とされるまでの人生の軌跡も違う。この女性たち一人一人が、天皇の軍隊=日本帝国軍によって人生を破壊されたのだ、そこから目を背けるなと、同誌は私たちに語りかける。

 では、一人一人の女性たちにとって、それはどんな体験であったのか?かつて女性たちを苦しめ、その後は放置し、今も政治「指導者」が彼女たちの尊厳を蹂躙し続ける国に生きている私たちは、その事実を知らねばならない。

 宮城県が輩出した偉大にして怪しい作家・辺見庸は、「もの食う人びと」で書いている。

 元従軍慰安婦の女性が、今も苦しみで夜眠れない。夜明けに裏山に登って思いのたけを叫んでからやっと眠れるというのだ。辺見庸は書く。「記憶というものを我々はなめてかかっている。(彼女たちにとって)五十年前とは、昨日なのだ」と。50年経っても60年経っても時間の経過によっては決して癒されない苦しみを、この国は彼女たちに与えた。

 今回の映画「ガイサンシーとその姉妹たち」も、私たちの目の前に、女性たちの人生がどれだけ破壊されたのか、破壊した者が誰なのかを、はっきりと示してくれる。安倍シンゾーらがいかに詭弁を弄しようとも、もはやそこに解釈の余地などない。

そして、「人が人でなくなるのが戦争」であり、戦争は必然的に異民族への差別を生み出す。だからこそ、宋神道さんは、「戦争だけは絶対やってはならない」と叫び続けている。

 そうであれば、元「従軍慰安婦」の女性たちの苦しみを正面から受け止め、日本政府をして彼女らへの謝罪と賠償をさせることと、この国が二度と戦争をしないように改憲を阻止することは、重なり合っている。事実を知ること、その事実を伝えること、そして「その事実から何を学んだか」を具体的な行動によって明らかにすることでしか、私たちは「ガイサンシーとその姉妹たち」に向き合うことはできないのだ。


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