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宮城県仙台市 石川行政書士事務所
【ある行政書士の単独発言】 ◆河北新報’21/12/14 「声の交差点」 石川 雅之 東京出入国在留管理局に収容されていた米国人マーク・ゴードンさんが職員から腰を蹴られるなどの暴行を受けて重傷を負い、損害賠償を求めて国を提訴した。 入管局と言えば、今年3月にもスリランカ国籍のウィシュマ・サンダマリさんが名古屋出入国在留管理局の収容施設で体調悪化にもかかわらず入院治療等の適切な対応がなされずに亡くなっている。 入管施設での被収容者への長期収容・虐待・死亡事件はこれまでも問題になってきたが、この二人の例を見ると、改善されたとはとても思えない。なぜ、こんなことが続いているのだろうか。たとえ非正規滞在者であっても、人としての尊厳は決して奪われてはならないはずだ。 近年、外国人労働者の受け入れが進んでいる。しかし、その陰で収容施設での虐待がまかり通っているのであれば、恥ずべきことではないか。私たちは在日外国人を共に生きる隣人と認め、収容施設における人権侵害を早急に根絶していかねばならない。 (これは、紙面に掲載される前の原文です) 【ある行政書士の単独発言】トップページへ |