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宮城県仙台市 石川行政書士事務所
【ある行政書士の単独発言】 ◆河北新報’21/6/5 「声の交差点」 石川 雅之 イスラエルがパレスチナのガザ自治区に空爆を続けていた問題で、やっとガザのイスラム組織ハマスとの間で停戦が成立した。 ただし、戦闘が収まったとは言え、ガザでは60人以上の子どもを含めて230人以上が殺され、住宅一千棟が破壊された。ガザでは新型コロナの感染者も増えており、医療体制の崩壊と生活再建の困難さが危惧される。 今回、空爆による死傷者が増え続けたにもかかわらず、世界がそれを止められなかったのは、国連安保理の声明に反対するなど、米国が停戦に消極的だったためだ。大統領が国際協調を掲げるバイデン氏に替わったにもかかわらず、米国がイスラエルに加担する姿勢は変わらなかった。 国連で実効力を持っているのは、安全保障理事会である。その常任理事国である米国が当事者の一方に加担して紛争解決を阻害しているのは、由々しき事態だ。米国はこれまでも安保理でイスラエルを批判する決議が提出されるたびに、拒否権を行使してきた。 第二次世界大戦の戦勝国によって国連が作られてからすでに70年以上が経つ。拒否権も含めた常任理事国の特権を廃止し、安保理を民主化すべきときではないだろうか。 (これは、紙面に掲載される前の原文です) 【ある行政書士の単独発言】トップページへ |